過去ログ - ミュウツー『……これは、逆襲だ』
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24: ◆/D3JAdPz6s[saga]
2013/07/13(土) 21:59:01.61 ID:G632siqIo
ミュウツー(ここは、どこだ。私は……)
目覚めると、大きな木のうろの中で仰向けに寝かされていた。
足元には口のような穴があり、昼前と思しき日射しが、自分の足先を焼いている。
それが妙に眩しく、思わず眉を顰める。
身体を起こそうとすると、全身に鈍い痛みが走って息が止まった。
思うように起き上がれない。
どおん、どおん、と、どこかから音が響いている。
ミュウツー(うぐっ……)
それでも無理に起き上がろうとするが、結局断念した。
身体が怠く、右肩が痛い。
脳は動けと指令を出しているのに、身体がその通りに動かなかった。
ならばと身体を浮かせと念じてみても、やはり思うように物事は運ばない。
経験したことのない不快感に、苛立ちが募った。
溜息をついてまわりを見てみると、どうやら自分は、葉を敷き詰めて作った寝床のようなものの上にいる。
シーツはいくらか傷んでいたが、失われることもなく身体に被せられていた。
痛む右肩のあたりから、ツンとした匂いがする。
磨り潰した草のようなものが右肩に塗りたくられていた。
ミュウツー(これは、怪我の治療のつもりか)
????「あっ おきた!」
ミュウツー(!?)
突然声がしたので慌ててそちらを見るが、誰もいない。
既に走り去ってしまったようだ。
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