過去ログ - ミュウツー『……これは、逆襲だ』
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36: ◆/D3JAdPz6s[saga]
2013/07/13(土) 22:16:39.82 ID:G632siqIo
ダゲキ「きみ ふってきた。はし ながれた」
ミュウツー(……!)
ダゲキ「チュリネ、あとで いく」
ダゲキ「きみは まず、げんきになれ」
ダゲキ「……たすけられたら 『れい』 いえ」
ミュウツー『なっ……』
クルミルに先導させ、ダゲキはくさむらへと消えていった。
一方、ミュウツーはチュリネに導かれ、さっきまで自分が寝かされていた木のうろに戻ってきた。
思うようにならない身体を庇いながら、寝床の上に腰をおろす。
相手が落ち着くのを待ち構えていたかのように、チュリネが勢い込んで口火を切った。
チュリネ「あのね!」
ミュウツー『なんだ!』
ミュウツーは精いっぱいの苛立ちをぶつけた。
だが、チュリネはあまり意に介していないようだ。
チュリネ「おうち チュリネ きれいきれい したの!」
ミュウツー『そ……それがどうした』
チュリネ「すごい? えらい?」
ミュウツー『……う……うむ……?』
ミュウツー『貴様、チュリネ……と言ったな』
チュリネ「うん! チュリネね、チュリネ!」
ミュウツー(言いたいことはわかるが意味がわからん)
ミュウツー『チュリネ。奴は……どうして私を助けた』
チュリネ「『やつ』? にーちゃん の、こと? チュリネ わかんない」
ミュウツー『そうか……いや、いい……』
チュリネ「あとでね……みまわり……にーちゃ……」
そのあとは、ミュウツーの耳に届いていない。
上から泥を被せられていくように意識が途切れた。
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