過去ログ - ミュウツー『……これは、逆襲だ』
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50: ◆/D3JAdPz6s[saga]
2013/07/14(日) 23:23:46.62 ID:Nvgi9fXko
そう言いながら、ダゲキは転がっていたきのみの一つを投げてよこした。
ミュウツーが拾ったかどうか確認するそぶりもなく、他のきのみを拾い、自分もかじりついている。
ミュウツー『この……「きのみ」は』
ダゲキ「チュリネ」
ミュウツー『あのチビか……』
ダゲキ「チュリネ、チビ いわれる すごくいや」
ミュウツー『知るか』
ミュウツー『……「見回り」と言っていたが……何の見回りをしているんだ』
ダゲキ「……ニンゲン、ちかく すんでる」
ミュウツー『……やはり、近くに街があったか』
少し残念だった。
ミュウツーはその言葉の続き、彼らが人間を厭う理由を待った。
だが、いくら待っても語られる気配はない。
ミュウツー『……ニンゲンに、何かされたか?』
そこでようやく、ダゲキは肩越しにミュウツーを見た。
ダゲキ「……ニンゲン するの よくないこと だけ」
ミュウツー『真理だな』
ダゲキ「『シンリ』? ……きみ、ことば、たくさん しってる。とても……わかりにくい」
ミュウツー『わ、わかりにくい……だと?』
ダゲキ「『シンリ』 きいたこと ない」
ダゲキ「ぼく、おぼえた ことばだけ わかる」
ミュウツー『……憶えたのか? ニンゲンの言葉を』
ダゲキ「……うん」
ダゲキ「ニンゲンの ことば、みんな すこしおぼえた」
ダゲキ「すごく ちがうポケモンと、はなせる」
ミュウツー『「みんな」? この森のポケモンは、みなニンゲンの言葉を話せるのか?』
ダゲキ「ううん……ちがう」
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