過去ログ - ミュウツー『……これは、逆襲だ』
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62: ◆/D3JAdPz6s[saga]
2013/07/14(日) 23:47:57.47 ID:Nvgi9fXko
ミュウツー『……あれは、助けに行かなくていいのか?』
ダゲキ「じぶんで とびだした。いらないよ」
ミュウツー『自分から……?』
ダゲキ「たたかう したくない ニンゲンのまえ でない」
ダゲキ「ニンゲンの まえ、でる……たたかう したい」
ミュウツー『何のために、そんなことをする』
ダゲキ「ニンゲンのポケモン たたかう」
ダゲキ「だから」
ミュウツー『……?』
ダゲキ「ニンゲンのポケモン なる、つよくなる」
ダゲキ「だから、ニンゲンのポケモンと たたかって かちたい」
ミュウツー『……ふむ』
コマタナ「ヴァアエェ……ギュワアッ!」
トレーナー「よし、コマタナ! ひっかくだ! 早くしろ!!」
コマタナ「ヴェッ? ……ア゛ッ……ギッガ……グォ! キュワァァァッ!」
コマタナはひとしきり首を捻り、合点がいったとでもいうように奇声を発しながらナゲキに斬りかかった。
動きは素早かったが、しっちゃかめっちゃかに振り回された両手の刃では、ほとんどダメージになっていない。
不愉快な鳴き声で喚き、暴れているだけだった。
ミュウツー『あのトレーナー、あまりポケモンの扱いに長けていないようだが……』
ミュウツー『それにしても、あいつの動きは……妙だな』
ダゲキ「……」
トレーナー「ちっ……じゃあコマタナ、次は……」
トレーナーの声が聞こえると、コマタナはピタリと動きを止めた。
首を無理矢理捻って目をぱちぱちさせ、トレーナーの言葉に耳を傾けている。
隙だらけ、むしろ無防備と言っていい状態だった。
その間隙を衝いて、ナゲキが懐に飛び込んだ。
コマタナの小さな身体を、ナゲキの大きな手が掴む。
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