過去ログ - ミュウツー『……これは、逆襲だ』
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811: ◆/D3JAdPz6s[saga]
2014/04/21(月) 21:20:13.94 ID:TY0tlMqOo

チュリネ「チュリネ、えらい?」

ダゲキ「うん」

チュリネ「じゃあ、なでなでして!」

ダゲキ「えっ……」

チュリネ「チュリネ、なでなでが いい!」


仕方なく、頭を撫でてやる。

頭を撫でることも、あのひとがやってくれたことだ。


いつかチュリネの頭を撫でてやってことがあった。

それ以来、時々『撫でろ』と言われる。

そんなに、気に入ったのだろうか。


チュリネ「〜♪」


すると、チュリネは鳴き声とも悲鳴ともつかない、妙な声をあげた。

ぎょっとするが、嬉しそうだった。


チュリネ「おひざで、ねんね していい?」

ダゲキ「いいよ」

チュリネ「やった! にーちゃんと、ねんね!」

ダゲキ「ぼくは、ねないけど」

チュリネ「うー……」


チュリネ「……ねえ、どーして、いつも ねんねしないの?」

ダゲキ「ううん……」


眠くならないわけではない。

修行の途中で、瞼が重くなることはある。

でも……。


ダゲキ「いっしょに ねちゃうと……ひ あぶないよ」

チュリネ「あっ、そうだね!」


結局、うまく話すことなんて、自分には到底できない。

それは、話すのが上手になるとか、言葉をたくさん知っているとか。

そういうこととは、関係ないんだと思う。




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