過去ログ - ミュウツー『……これは、逆襲だ』
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859: ◆/D3JAdPz6s[saga]
2014/05/15(木) 00:03:42.96 ID:bkaD2x5po

アロエ「ああ、そうなんだ」

アロエ「山だの海だの、自然の壁に隔てられてるから、場所によって棲むポケモンも変わるし」

アロエ「そうすると当然、その『三匹』も変わってくるんだけど」

ミュウツー『このあたりでは?』

アロエ「えーと、イッシュだとポカブ、ツタージャ、ミジュマルだね」

アロエ「お友達に、いる?」

ミュウツー『……聞いたこともない』


むろん、目にしたこともない。

どんなポケモンなのだろうか、と想像してみる。

だが、いまだ見知らぬ彼らの姿がミュウツーの頭の中で具体的な像を結ぶことはない。

もやもやと形を変えるメタモンと大差なかった。

いつか映像で見た、メタモンの間抜けな顔まで、そのもやもやした姿に収まりそうだった。


アロエ「まあ、まあ」

アロエ「ちなみに、キミがいたところだと、『最初の三匹』は誰だった?」


『最初の三匹』、あるいはそれに類する言葉が再び頭を巡った。

彼女の言う『最初の三匹』がカントーにおいてどのポケモンを指すのか、すぐに思い出せる。


『私』が『知っている』からだ。


だが、その情報をもたらしたのは、誰だったか。

ミュウツーにとっては、そちらの方がよほど重要だった。


そうだ。思い出した。

あの男だ。

父が……フジが、熱意と狂気を込めて言っていたではないか。

初めの三匹のことを。

その時、『私』はガラス筒の内側にいた。


『私』の隣には……。


ミュウツー『うむ……たしか……』

ミュウツー『……私がいた場所ではそれが……ヒト……』


そして、すぐそばに乱立する、誰かの……。







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