過去ログ - ミュウツー『……これは、逆襲だ』
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927: ◆/D3JAdPz6s[saga]
2014/07/22(火) 22:17:05.69 ID:aMV/BRFao
ダゲキ「ねえ」
ダゲキ「てがみ、って……ことば かいて、わたす もの?」
ミュウツー『私の知る範囲では、そういうものだ』
ミュウツー『……なんだ、お前はどんなものか知っているのか』
ダゲキ「ううん。しらない」
ミュウツー(いや、どっちだ)
ダゲキ「でも やっぱり、そうなんだ」
ダゲキ「ニンゲンが かいてる ところ、みたこと、ある……きがする」
ダゲキ「……どうすれば、てがみ できるの?」
ミュウツー『……ううむ……』
ミュウツー『書くものと紙があれば、用は足りると思う』
ダゲキ「かくもの と、かみ?」
ダゲキ「それ は……うん、そう……」
ミュウツー『?』
ジュプトル「おまえ……てがみ かきたいの?」
チュリネ「じゃあ、チュリネも! チュリネも!」
ミュウツー『書いたところで、渡す相手もいないだろうが』
ダゲキ「え」
心なしか、しょんぼりしているように見えなくもない。
『そんなことはない』『手紙を出す相手くらい思いつく』と言い返してくれた方が、まだ返しようもある。
だが彼はそれきり下を向き、言い返すことはなかった。
これではまるで、彼を苛めているようではないか。
チュリネ「むー、チュリネは いるもん!」
ジュプトル「どうせ、ダゲキだろ」
チュリネ「……えっ!? どうして わかったの!?」
彼女もまた、憐れなほど『わかりやすい』側だ。
イーブイ「にーちゃん、おてがみ するの?」
チュリネ「ねーえ、チュリネ、にーちゃんと てがみ、したいの!」
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