過去ログ - ミュウツー『……これは、逆襲だ』
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949: ◆/D3JAdPz6s[saga]
2014/08/20(水) 00:54:24.28 ID:uzzTTkrho

近い言葉で表すなら、『恥ずかしい』とか『照れくさい』が近いように思う。

とはいえ、こちらは想像する以外にない。

彼自身が、自分でどう感じているのかよくわかっていないからだ。


チュリネ「にーちゃん……どうしたの?」

チュリネ「……ねえ、かなしいの、いや」

チュリネ「にーちゃん かなしいの、チュリネ いや」


言い募るチュリネに、ダゲキはううんと唸った。


ダゲキ「チュリネ、ちがう」

ダゲキ「ぼくは、かなしい ちがうよ」


ダゲキは、必死なチュリネを見て『困ったように眉根を寄せた』。

そして今までのように困惑して黙るのではなく、考えながら口を開くのだった。


ダゲキ「ぼく ちょっと、わかった、かもしれない」

チュリネ「?」

ジュプトル「なにが?」

ダゲキ「い……いうの むずかしいよ」

ミュウツー『それも勉強だと思うが』

ダゲキ「ま、まって」

チュリネ「にーちゃん、かなしい じゃないの? べんきょう、したの?」

ジュプトル「……そう らしいよ」


すっかり外野の顔をして、ジュプトルは溜息をつく。

自身の懸念が空振りだったとわかり、チュリネは安心したようだ。


チュリネ「……いーなあ」

チュリネ「チュリネも べんきょう したい」

チュリネ「にーちゃんと おんなじが、いい」

チュリネ「どうしたら、にーちゃんと おなじ、おべんきょう できるの?」

ミュウツー『これと同じがいい、というお前の願望は知っているが』

ミュウツー『こいつが今ようやく理解した程度のことは、お前など普段から意識もせずに使っているぞ』

ミュウツー『どうやらお前は、こいつより遥かに真っ当らしいからな』

チュリネ「?」




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