過去ログ - ミュウツー『……これは、逆襲だ』
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959: ◆/D3JAdPz6s[saga]
2014/08/20(水) 01:15:32.95 ID:uzzTTkrho

ミュウツー(私は、結局、この場にいる連中の“名前”も知らないのだったな)


彼らの名前だと思って呼んでいたものは、種族を識別する記号でしかなかった。

だが彼らもまた、その『名前ではない名前』で呼び合っている。

自分だけが仲間外れにされていた、というわけではない。

ならば尋ねて、確かめてしまえばいい。

たったそれだけのことをもやもやと悩むなど、自分でも好ましくはないはずだ。

なのに、自分はなぜこんなことに尻込みしているのだろう。


……こんなことに、こんなにも自分は臆病だっただろうか。


そう考えているうちに、目指すページがあらわれた。


ミュウツー『いいものを見つけた』


思わず口角を上げ、わざとらしくジュプトルに視線を送る。

その目つきの意味をどう感じ取ったのか、ジュプトルは鼻先に皺を寄せて露骨に嫌そうな顔をした。


ジュプトル「なに そのかお」

ミュウツー『いや、大したものではない』


わかりやすい警戒の顔が面白くてしかたないが、それはそれで悪趣味だと思う。


ミュウツー(好奇心には抗えまい)


ジュプトル「きに なるじゃん」

ミュウツー『まあ、見てみろ』

ジュプトル「えー……わっ おれ!」

ダゲキ「あ、ほんとだ」


ページには、先程のイーブイと同じ位置に、ジュプトルの写真が載っていた。

もっと小さな別のポケモンと、もっと大きな別のポケモンの写真も並んでいる。

姿形こそ違うものの、どちらも若葉のような、ジュプトルと似た体色をしているようだ。

まだ目を通したわけではなかったが、この二匹が、ジュプトルの進化に関わるポケモンということなのだろう。




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