過去ログ - ミュウツー『……これは、逆襲だ』
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961: ◆/D3JAdPz6s[saga]
2014/08/20(水) 01:18:46.61 ID:uzzTTkrho

ミュウツー『でんこうせっか……れんぞくぎり……』

ミュウツー『お前の種族は、スピードを活かした戦い方が得意、ということか?』

ジュプトル「んー……そう かな?」

ジュプトル「かるいし、こいつに なぐられたら、きっと ふっとぶし」

ダゲキ「なぐらないよ」

ジュプトル「わかってるよ」

チュリネ「ジュプトルちゃんは、ぴょんぴょん はやいよ!」

ジュプトル「め いいから、よけたり とくいだし」

ミュウツー『みきり……』


少し得意そうに言うのだった。


ジュプトル「でも ちゃんと、たたかったこと、そんなに ないけど……」


ミュウツー(ああ、これか……)

ミュウツー(……みきり……)

ミュウツー(ん……?)


落ち葉が首筋に触れたか否か。

そんな程度のひっかかりを覚える。


ミュウツー『……』

イーブイ「ぼくも あし、はやいよ」

ジュプトル「“にげあし”だけな」

イーブイ「むー」


結局、違和感が像を結ぶことはなかった。

友人たちの会話にかき消される。


ミュウツー『……まったく』

ミュウツー『どのページを見ても、結局は戦わせることを前提にしているようだ』

ミュウツー『けしからんな』


ミュウツーはおおげさに憤慨してみせた。

ジムの人間の持ち物を借り受けた以上、当たり前とも言えたが。

それをわざとらしく棚に上げる。

自分が、なんとも滑稽だった。




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