過去ログ - ミュウツー『……これは、逆襲だ』
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962: ◆/D3JAdPz6s[saga]
2014/08/20(水) 01:20:25.15 ID:uzzTTkrho

ダゲキ「『けしからん』、てなに?」


彼の質問に、直接答える気にはなれなかった。

一瞥しただけで話を続ける。


ミュウツー『……ポケモンにどんな能力があるか、あるいは戦闘において、そのポケモンがどんな技を使えるか』

ミュウツー『そうした分野にページの大半が割かれている』

ミュウツー『ここまでは理解できるな?』

ダゲキ「う、うん」

ダゲキ「ことばは わからないけど、わかる」

ミュウツー『つまりは、ポケモン同士を戦わせるための情報が、彼らにとって何よりも重要ということではないか』

ミュウツー『ニンゲンが、みずからの身体と能力を使って戦うことはない』

ミュウツー『自分は指令を出すばかりで、実際に闘わされるのはポケモンだ』

ミュウツー『闘わせ勝敗を決めること、つまりは闘えること、更には強いことが連中にとっては一番、大事ということだ』


なにも、尋ねられることや答えることそのものが煩わしい、というわけではなかった。

だが、いくら言葉を駆使したところで、自身の感じた憤りを伝えることは難しい。


ミュウツー『「けしからん」とは、そんなニンゲンの認識に腹を立てているということだ』

ダゲキ「やっぱり、また おこってるんだ」

ミュウツー『余計なお世話だ。怒りもするというものだ』

ジュプトル「たたかう のが、いちばん だいじ……」

ダゲキ「……」

ジュプトル「あーあ、どうせ、おれ やくたたず、だよ」


ジュプトルが、元から突き出した口をさらに突き出すようにして口を挟む。

見るからに不満そうだった。

目を半分ほどに細めているのも、抗議を示しているらしい。


ミュウツー『自虐はその辺にしておけ』

ジュプトル「だって、おれ ほんとうに、そう いわれてたもん」

ダゲキ「そう なの?」




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