過去ログ - 京介「ただいま」 桐乃「おかえり」
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104: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/16(火) 00:23:29.47 ID:bC2xh02r0
そんなこんなでようやくバイトを終え、帰宅途中。
沙織とは方向が違うので、俺と黒猫での帰り道だ。
黒猫「……疲れたわ」
105: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/16(火) 00:24:04.07 ID:bC2xh02r0
黒猫「……でも、ちょっとだけ楽しかったかもしれない」
京介「……はは、なら良かったじゃねえか」
どう見たってちょっとって顔じゃないけどな。 それは言わない方が賢明だろう。
106: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/16(火) 00:24:44.34 ID:bC2xh02r0
京介「……なーに馬鹿なこといってんだよ」
黒猫「莫迦って……」
京介「言っとくが、俺の予定ではこれから先、年取ってもずっとだからな。 桐乃も当然そう思ってる」
107: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/16(火) 00:25:25.29 ID:bC2xh02r0
黒猫「後どのくらいでは無いわね。 わたしが魔界に帰るまでは、一緒に居てあげましょう」
京介「……お、おう」
後何年か先。
108: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/16(火) 00:26:20.12 ID:bC2xh02r0
京介「たっだいまー」
いつもの様にそう言うと、すぐに部屋の奥から声が聞こえてきた。
桐乃「おかえりー。 アキバ行ってたんだ?」
109: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/16(火) 00:27:45.63 ID:bC2xh02r0
桐乃「さっきチャットがあってね」
桐乃「「先輩と二人っきりで、手を繋ぎながら帰ったわ」って」
あの野郎。 なんてことを言ってやがる。 さっきの帰り道でのしんみりとした雰囲気をどこにやりやがったんだ。
110: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/16(火) 00:28:34.92 ID:bC2xh02r0
桐乃「ま、別にいーケド」
……ああ、こいつ確実に怒ってる。 怒ってるというか、不貞腐れているって方が正しい。 これは多分、俺じゃなくても分かるくらいに分かりやすいぞ。
京介「……悪かったよ。 ごめん」
111: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/16(火) 00:29:24.37 ID:bC2xh02r0
桐乃「キョーミ無いし」
……へいへい。
京介「んじゃ……風呂入ってくるわ」
112: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/16(火) 00:29:55.00 ID:bC2xh02r0
京介「……お前、どうしたの?」
風呂からあがり、居間に戻ると、テーブルの上に桐乃が突っ伏していた。
ええっと……そこまでへこんでる、とか?
113: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/16(火) 00:30:25.48 ID:bC2xh02r0
桐乃「……ひひ」
京介「お前……顔めっちゃ赤いぞ?」
泣いてたから……じゃねえよな? しかもなんかすっげえニヤニヤ笑ってるし。
114: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/16(火) 00:31:22.40 ID:bC2xh02r0
目頭をつまんで、思考。
テーブルの上に置かれた、沙織からのお土産。 正確に言うと、沙織の姉からのお土産だけど。
……そうだとしても、だ。 俺はひと口飲んだが、別に普通のジュースで、俺が今見出した可能性は無い筈。 間違いねえ。
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