過去ログ - 京介「ただいま」 桐乃「おかえり」
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2013/07/13(土) 22:24:49.85 ID:I9tC+SP+0
 桐乃「……非通知。 多分、そうだと思う」 
  
 そうだと思うというのは、要はストーカーからってことだろう。 そして桐乃は俺の方を見る、助けを請うように。 
  
 京介「俺が出る。 貸してくれ」 
16: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/13(土) 22:25:24.49 ID:I9tC+SP+0
 無言、か? 奥から生活音らしき物が聞こえるから、誰かが居るってのは確実だが……。 
  
 京介「おい」 
  
 俺が怒りを込めて言うと、電話からようやく人の声が聞こえる。 
17: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/13(土) 22:26:46.87 ID:I9tC+SP+0
 「全く、どうしてわたしが朝からこんな茶番に付き合わされなければいけないのよ。 まぁ、今度遊んだ時に遊び代を出してくれると言うから別に良いけどね」 
  
 京介「……あん?」 
  
 桐乃「ひ、ひい……ひひ」 
18: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/13(土) 22:27:19.32 ID:I9tC+SP+0
 桐乃「まだ始まって九時間も経って無いよぉ? ふひひ」 
  
 京介「ずりいぞ! 寝起きでそれは!」 
  
 桐乃「はぁ〜? そんなルール無かったんですケドぉ〜? 悔しかったらあんたも頑張ればぁ〜?」 
19: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/13(土) 22:28:27.93 ID:I9tC+SP+0
 「どういうつもりと言われても。 桐乃が「京介を騙すのに協力してくれれば、上手くいったときアキバで全部あいつが奢ってくれるらしい」と言われてしまったからね」 
  
 京介「なんでお前の分も金出さなきゃいけねーんだよ!!」 
  
 「知らないわよ。 わたしはそう言われたからこうしたまでよ」 
20: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/13(土) 22:29:07.50 ID:I9tC+SP+0
 ってことだ。 酷いだろ? 酷すぎるだろ? 
  
 そういう訳で、今現在、俺と桐乃はテーブルを挟んで向かい合っているんだ。 
  
 京介「……今日も可愛いな」 
21: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/13(土) 22:29:34.58 ID:I9tC+SP+0
 怖いよ桐乃さん。 いや、まぁ、嘘じゃねえから良いけどさ。 
  
 だが、俺はもう勝つことが出来ないので、引き分けに持っていかなければならないんだよな。 
  
 ……これは最早戦争だ! 何故か知らないが黒猫の分まで俺が出すことになっているらしいし! 
22: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/13(土) 22:30:06.83 ID:I9tC+SP+0
 京介「……ぜってー騙してやるからな、お前」 
  
 桐乃「ふん。 もう無理だと思うケドねぇ〜」 
  
 桐乃「だって、あたしはあんたがゆーこと、全部疑っとけばいいんだよ? それが嘘なら見破られて乙! だし。 本当なら、ああそうだったんだぁ。 で終わるし?」 
23: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/13(土) 22:31:51.70 ID:I9tC+SP+0
 いやめっちゃ似てたと思う。 そっくりだったぜ。 
  
 京介「しかし、それが本当だったとしたら、お前は騙されたことにならないか?」 
  
 桐乃「うーん。 確かにそうゆわれちゃうと、そうかも……」 
24: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/13(土) 22:35:10.14 ID:I9tC+SP+0
 なるほど。 それは納得する理論だな。 
  
 京介「……はぁ。 いいぜ、分かった。 普通に騙してやるよ」 
  
 桐乃「はいはい。 無駄な努力頑張って〜」 
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