過去ログ - 京介「ただいま」 桐乃「おかえり」
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151: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/16(火) 13:36:23.44 ID:YKWbGWMl0
「はぁ? 京介の声が聞きたかったから〜♪」
京介「そういうの似合わねえな……」
あくまでも、いつものテンションでやられるとって話。 あの酔っ払っていたときはどんどんばっち来いって感じだったけどな。
152: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/16(火) 13:36:49.91 ID:YKWbGWMl0
桐乃「帰りながら、話そっか」
目の前には……いつから居たのか、傘を差した桐乃がこちらを見ている。 気付かなかった俺も俺だけど。
京介「わざわざ来たのかよ」
153: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/16(火) 13:37:15.78 ID:YKWbGWMl0
桐乃「ま、半分以上はあたしの優しさだけどね〜」
京介「今日は素直にそう思う。 ありがとよ」
桐乃「いーからいーから。 早くかえろ」
154: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/16(火) 13:37:54.43 ID:YKWbGWMl0
桐乃「問題ある?」
京介「……無いの?」
桐乃「なに、いまさらそれが恥ずかしいとかゆっちゃうワケ?」
155: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/16(火) 13:38:23.67 ID:YKWbGWMl0
とは言いつつも、笑っているんだよなぁ、こいつ。
京介「おう」
桐乃が差し出した傘を受け取り、一つの傘の元、俺と桐乃は二人で帰る。
156: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/16(火) 13:38:50.42 ID:YKWbGWMl0
京介「そ、そうか?」
桐乃「……別にいーケドさ」
京介「はは……あ、そういやさ」
157: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/16(火) 13:39:20.64 ID:YKWbGWMl0
京介「そうそう。 まだそんな話して無い時だったよな? 桐乃の最初の人生相談、趣味のことを聞いて、結構すぐのことだったっけ」
桐乃「うん。 懐かしいなあ」
桐乃の顔を見ると、昔を懐かしむように、それでも少し嬉しそうに、そんな表情だった。
158: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/16(火) 13:40:25.90 ID:YKWbGWMl0
リビングで寝転び、漫画を読んでいたら、お袋が急に俺を呼び出した。
なんでも、桐乃が傘を忘れて帰れないらしい。 場所は最寄の駅。 桐乃自身は傘を買うと言っていたらしいが、お袋が迎えに行くからとのことで、桐乃は駅で待っているらしい。
佳乃「で、私は夜ご飯作らないといけないじゃない? だから、お願い」
159: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/16(火) 13:40:52.45 ID:YKWbGWMl0
……勿体無い、ねえ。 お袋が桐乃の趣味を知ったら、どんな反応をするんだろうな。 あいつの金の使いっぷりには俺も大分驚かされたからな。 お袋の反応には少し興味があるぜ。
京介「チッ……よりにもよって俺か」
佳乃「京介しかいないのよ。 それに最近少し仲良いでしょ? だから良いじゃない」
160: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/16(火) 13:41:22.04 ID:YKWbGWMl0
京介「はあ……分かった分かった分かったよ。 行けばいいんだろー行けば」
佳乃「うん、よろしく」
……あーくそ! マジで面倒くせえ! わざわざ雨の中、駅で待っている妹を迎えに行くだと!? どこの世界にそんな心優しい兄貴が居るんだっつうの。
161: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/16(火) 13:41:48.08 ID:YKWbGWMl0
……あー、着替えするのも面倒だな。 制服のままでいいか。
俺はそう思い、そのまま玄関で靴を履く。
京介「んじゃ、行って来ます」
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