過去ログ - 京介「ただいま」 桐乃「おかえり」
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265: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/18(木) 15:40:42.10 ID:LnLoabtm0
京介「そーいやさ」
まだ夏休みにも入っていないので、人はそこまで多くない。 辺りの音が静かなことから、少し離れた場所で海に入っている桐乃にもその声は届いた。
桐乃「んー?」
266: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/18(木) 15:41:33.06 ID:LnLoabtm0
京介「おっかしいなぁ。 俺はちゃんと覚えてるんだけどよー」
桐乃「ふん。 もしゆってたとしても、何か問題あるワケ?」
京介「……いや、だからあやせと行った方が楽しかったんじゃね?」
267: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/18(木) 15:42:13.06 ID:LnLoabtm0
京介「へっ。 だろうな」
京介「桐乃。 俺もお前と海に来れて、めちゃくちゃ楽しいわ」
桐乃「ひひ。 でしょ?」
268: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/18(木) 15:42:57.35 ID:LnLoabtm0
帰り道。
駅から出て、近くのコンビニで買ったアイスを食べながらの帰り道。
隣を桐乃が歩いていて、夕日に照らされた顔は思わず見蕩れてしまう物だった。
269: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/18(木) 15:43:55.31 ID:LnLoabtm0
京介「……今日、楽しかったか?」
桐乃「チョーつまんなかった」
桐乃「ってゆったら、これからどっか連れて行ってくれるの? ひひ」
270: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/18(木) 15:44:28.73 ID:LnLoabtm0
セミが鳴く中、吹く風は幾分か気持ちが良い。 何気無い会話の一つ一つがとても楽しくて、新鮮で、一日が終わってしまうのが少しだけ、寂しく思えてしまう。
桐乃「あ、そだそだ」
京介「ん?」
271: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/18(木) 15:45:30.09 ID:LnLoabtm0
京介「良いぜ。 俺が行かないとお前迷子になるもんな」
桐乃「どーでも良いこと覚えてるよね。 そんなの忘れろっつの」
京介「やだよ。 お前が「お兄ちゃん!」って言って泣きながら来たのを俺は今でも……」
272: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/18(木) 15:46:02.06 ID:LnLoabtm0
桐乃「……どーだろ」
桐乃「子供の頃ってさ。 お祭りとか、すっごく楽しいじゃん? お祭りだけじゃなくて、家族で出かけるってのが……それだけで楽しいことだったりするじゃん?」
京介「まぁ、それはあるかもな。 なんとなく、分かるぜ」
273: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/18(木) 15:46:34.65 ID:LnLoabtm0
京介「よし。 決めたぜ、桐乃」
桐乃「ん? 決めたって、何を?」
京介「今度の祭りで、お前に絶対嫌な思いはさせないって」
274: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/18(木) 15:47:04.21 ID:LnLoabtm0
京介「ほ、ほう……なら、お前は俺が嫌な思いをしても良いって言うんだな?」
桐乃「はぁ? べっつにそれは良いケド。 でもぉ、京介がどーしてもってゆーなら仕方ないかなぁ?」
桐乃「どーしてもあたしと一緒に歩きたいってゆーなら、考えてあげるケド……?」
275: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/18(木) 15:47:43.06 ID:LnLoabtm0
いつもなら軽口でも叩いて、それかからかうように言って、終わる場面。
だが、今日は何故か少し違った。 それは多分、俺が桐乃と居る時間を少しずつだが失っている様に思ってしまったから。
一緒に暮らし始めてから、もう既に半年以上経っている。 あの時は冬で、今は夏。 勿論、これから先ずっとこいつとは居るつもりだけどな。
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