過去ログ - 京介「ただいま」 桐乃「おかえり」
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55: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/15(月) 19:35:52.77 ID:/JFVNfU00
京介「了解。 じゃあ、結果から言うけど」
京介「桐乃からも聞いているかもしれないが、両親に話したんだ。 俺と桐乃のこと」
京介「当然怒られて、殴られた」
56: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/15(月) 19:36:18.29 ID:/JFVNfU00
あやせ「あはは。 お兄さんらしいですね」
京介「そうかぁ? この言葉も、受け売りなんだよな。 桐乃からの」
京介「まあ、あいつの場合はそれを向けていた対象がちっと酷い物だけどな……」
57: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/15(月) 19:36:45.07 ID:/JFVNfU00
京介「そんで、家から出て行けって父親に言われた。 で、俺は出て行く選択を取ったんだ」
京介「……意外っつうか、俺は多分それも分かっていたのかもしれんが。 桐乃も来るって言ってさ」
京介「俺たち二人で家を出て、今はあのアパートで暮らしているんだ。 それが去年の終わりのこと」
58: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/15(月) 19:37:12.01 ID:/JFVNfU00
京介「……おう」
あやせ「どうして、なんだか腑に落ちないような顔付きをしているんです?」
京介「いや……それが無いなら無いで、俺にとっては良いことかもしれないんだけど。 てっきり、お前には殴られるのかと思ったんだよ」
59: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/15(月) 19:37:45.59 ID:/JFVNfU00
あやせ「……少しだけ、予め桐乃からは聞いていましたからね。 お兄さんと二人で暮らしている、くらいですが」
京介「そうだったのか。 あいつってさ……それ言いふらしたりしてるの?」
あやせ「学校の授業で発表してましたよ?」
60: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/15(月) 19:38:12.89 ID:/JFVNfU00
あやせ「そんなこと、桐乃がする訳無いじゃないですか。 自分で言うのもあれですけど……桐乃が信用している人にしか言ってないはずですよ」
京介「そうか。 なら安心だ」
あやせ「……」
61: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/15(月) 19:38:40.98 ID:/JFVNfU00
あやせ「お兄さんと桐乃の信頼関係、ですかね。 お兄さん、自分では気付いていないのかもしれませんけど、今凄く安心した顔をしてましたよ。 それで、良いなって思ったんです。 お互いに信頼し合っているんだなって」
京介「どうだかね。 俺がもしそうだとしても、多分桐乃の方は俺のことそこまで信じきってるって訳でもねえと思うけど」
あやせ「それは、自意識過剰だとか、そう思われるのが嫌だからですか?」
62: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/15(月) 19:39:07.92 ID:/JFVNfU00
あやせ「あはは。 ごめんなさい。 でも、桐乃を悲しませないでくださいね」
京介「当たり前だ。 それは俺自身で決めて、約束もしていることだよ」
あやせ「なら、心配いらないですね」
63: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/15(月) 19:39:34.97 ID:/JFVNfU00
あやせ「そんなの決まってますよ。 桐乃の顔を見たら、大丈夫だなって思っちゃいましたから」
あやせ「お兄さんに桐乃と二人暮しだなんて、考えただけで気持ち悪いですけど。 ぶち殺したくなってきますけど」
あやせ「でも、桐乃にとってはそれが幸せなんだろうなって、良い事なんだろうなって思うんです」
64: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/15(月) 19:40:07.47 ID:/JFVNfU00
京介「おお、なんだそれ、すげえ良い台詞だな。 格好良い」
あやせ「……ぶち殺されたいんですか?」
京介「すいませんでした」
65: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/15(月) 19:40:42.53 ID:/JFVNfU00
あやせ「……この馬鹿っ!!」
言い、あやせは俺の頬を平手打ち。 そこまで本気だった訳では無いと思う。 いつもの様に、痛いって程ではなかった。
あやせ「そんなことして……どうするんですか! お兄さん、私は心配なんです!」
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