過去ログ - 京介「ただいま」 桐乃「おかえり」
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780: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/26(金) 13:23:05.72 ID:wpY9u+d00
「桐乃、買ってきてやったぞ」
「さんきゅ」
「……ってこれなんで温かいヤツなの!? 冷たいのが飲みたいって言ったんですケドぉ!」
781: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/26(金) 13:23:32.15 ID:wpY9u+d00
で、後日。
「お兄さん。 桐乃に何をしたんですか?」
「え、え? 別に、何もしてないけど……」
782: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/26(金) 13:24:25.39 ID:wpY9u+d00
「はい? それで桐乃が自殺したらどうするんですか!」
「自殺するの!? 俺が買った飲み物が温かかったから!?」
「そうです。 お兄さん、この場合どうなるか分かりますか」
783: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/26(金) 13:24:53.51 ID:wpY9u+d00
俺は黙って冷たいお茶を買うことにした。 危うくあやせに殺されるところだったぜ。 あの女、なんてことを考えてやがるんだ。 まさかこんな場面でバッドエンド直行の選択肢があるなんてな……。
俺の人生、これから先も苦労は絶えなさそうだ。
てか、こういうのを死亡フラグとかいうのかな。 なんてことを思いつつ、桐乃の元へと戻る。
784: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/26(金) 13:25:20.19 ID:wpY9u+d00
京介「いや、何でも無い。 大丈夫」
桐乃「ふうん? あ、お金後で渡すね」
京介「ああ、良いよ奢りで」
785: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/26(金) 13:25:47.73 ID:wpY9u+d00
京介「ん? キスのお礼」
桐乃「な、ななななああ!? わっ忘れろ!!! 忘れろ忘れろ忘れろっ!!!」
京介「……あれを忘れろってのは無理な話だと思うけど」
786: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/26(金) 13:26:13.45 ID:wpY9u+d00
桐乃「ふう……! ふう……!」
京介「わ、分かった。 言わない。 これ以上は言わない。 は、ははは」
後で恥ずかしがるくらいなら、最初からやめておきゃいいのにな。 まあ、俺も今になってこの冷静さを取り戻している訳だけど、あの瞬間は正直ヤバかったけども。
787: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/26(金) 13:26:45.36 ID:wpY9u+d00
桐乃「……あ、あたしとキスした感想、どうだったかって聞いてんの」
馬鹿じゃねえのこいつ!? なんで忘れろって言ったことの感想を俺に聞いてんの!? ていうか素直に感想とか言える訳ねーだろ!! どんな質問だっつーの!!!
京介「い、言わないと駄目か……?」
788: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/26(金) 13:27:17.03 ID:wpY9u+d00
京介「え、ええっと……なんというか、やばかった。 桐乃からすげえ良い匂いしたし……? 実際、普通のキスでも俺結構緊張してんだけどな。 今日はなんていうか……ぼーっとしてきて、何も考えられなくなりそうだったっつうか……そんな感じ?」
何で俺は妹の前で妹とそういうキスをした感想を言ってるんだよ!? 訂正しておこう。 俺変態かもしれん。
桐乃「ふ、ふ〜ん。 そうなんだ〜」
789: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/26(金) 13:27:43.74 ID:wpY9u+d00
気まずっ! 何だよこの羞恥プレイ!? 今すぐ逃げ出したいんですけど!
桐乃「そ、そかそか。 ふうん……ふうん」
なんか一人で納得されてるってのも嫌だな……後ろ姿だけでも、どんな表情してんのかは想像付くけど。
790: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/26(金) 13:28:14.61 ID:wpY9u+d00
京介「……そんで、お前はどうだったの?」
桐乃「あたしが……って、なに?」
京介「いや、お前は俺とキスしてどう思ったのかって聞いてるんだけど」
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