過去ログ - 京介「ただいま」 桐乃「おかえり」
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838: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/29(月) 13:03:27.57 ID:aRmYB5mg0
こんにちは。
土日投下できず、すいません。
投下致します。
839: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/29(月) 13:05:42.86 ID:aRmYB5mg0
夏も終わり、9月。
夏は終わったと言った物の、未だに残る暑さは厳しい物がある、そんな日。
桐乃「きりりん大勝利ーーー!!! ざっまああ!!」
840: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/29(月) 13:06:09.12 ID:aRmYB5mg0
簡単に状況を説明しよう。 桐乃がモデルの仕事でどうやらケーキを貰ってきたらしく、夕食後のデザートとして食べていたんだ。
それだけならまだ良い。 二人で仲良く分けて、めでたしめでたしだからな。 だけど誰が狙ったのかケーキは3つあったんだ。
普通ならどうなると思う? そりゃあまあ、どっちかが譲るかその残ったケーキを半分にするかってところだろうよ。 だけどな、俺たちの場合はそうは行かなかった。 想像通り取り合いになったってこと。
841: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/29(月) 13:07:03.16 ID:aRmYB5mg0
桐乃「う〜ん。 どーしよっかなぁ! 取っといて明日食べようかなぁ? う〜ん!」
京介「……」
桐乃「そんな黙って見られても困るんですケドぉ? だってぇ、これあんたのじゃないし〜。 ふひひ」
842: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/29(月) 13:07:43.76 ID:aRmYB5mg0
ついには耐え切れなくなり、ぼそっと小さく言う。 勿論、そんなことは無いけど。 苦し紛れの反撃ってだけだ。
強いて言うとするならば、若干……本当に注意してみなきゃ分からないレベルだが、腹の辺りが以前に比べると柔らかくなっている気がしなくもないってレベル。 ぶっちゃけ変わらない。
なんでそんなことを知っているかって? そりゃ毎日同じ布団で寝てれば、間違えて触ってしまうこともあるしな? 間違えてだぞ、間違えて。
843: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/29(月) 13:08:17.69 ID:aRmYB5mg0
京介「いや、だから……桐乃が最近、若干太ってきてるんじゃないかなって」
桐乃「…………マジ?」
ケーキが乗った皿をテーブルの上に置き、俺のすぐ目の前まで来ながら、真剣な眼差しで桐乃は言う。
844: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/29(月) 13:08:45.88 ID:aRmYB5mg0
いつもなら嘘だと見破られていそうな物だが、桐乃にとってその事態は深刻な物だったらしい。
桐乃「う……」
明らかに焦っているのが分かった。 二の腕や腹を触り、確認を取っていたから。
845: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/29(月) 13:09:16.35 ID:aRmYB5mg0
桐乃「せなちーのお兄さんだっけ?」
京介「おう。 そうだ」
桐乃「あたしと……あたしとその人、どっちが大切なの?」
846: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/29(月) 13:09:48.70 ID:aRmYB5mg0
いや、勿論友達も大切だけどな。 赤城には今度何かしらの形で埋め合わせはするとして、明日は仕方ないが諦めて貰おう。 どうせあいつのことだしアダルトショップに行こうとか言い出すだろうしな。
つうか、こいつはこの前の温泉旅行以来、こんな感じで男心をくすぐる仕草を多用してくるようになったんだよ。 正直、俺の余命は後10年もある気がしなくなってきているぜ。
京介「分かった分かった。 明日はお前の為に使うよ」
847: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/29(月) 13:10:25.12 ID:aRmYB5mg0
そして次の日。
朝の講義を終えた後、俺は帰宅。 桐乃はテスト絡みで午前授業となっていたらしく、午後からのデートとなっている。
京介「そんで、どこ行くの?」
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