過去ログ - 京介「ただいま」 桐乃「おかえり」
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91: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/16(火) 00:08:03.61 ID:bC2xh02r0
黒猫「あら、本当。 美味しいわね」
声の方を見ると、黒猫はいつの間にか空けていたジュースとやらを口に運んでいた。
京介「……なんか、その格好でその色の飲み物飲んでいるのを見ると、マジで変な物体に見えてくるな」
92: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/16(火) 00:09:15.66 ID:bC2xh02r0
黒猫はそう言うと、俺の所に置かれたグラスにそれを注いだ。 その自然な動作から、日頃から日向ちゃんや珠希ちゃんに接している態度が伺える。 良いお姉ちゃんだよな、こいつ。
今でも桐乃は俺にそれはやってくれたことないんだよな。
……いや、逆か? 兄である俺がやってやるべきなのだろうか。
93: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/16(火) 00:09:56.80 ID:bC2xh02r0
黒猫に礼を言い、俺はグラスに口を付ける。
京介「ほんとだ。 うめーなこれ」
見た目は本当にワインその物だが……味は濃い葡萄ジュースって感じだな。
94: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/16(火) 00:11:00.39 ID:bC2xh02r0
俺が聞くと、沙織は小さな声で俺に耳打ちをする。
沙織「……」
京介「たっか!? そんなの貰っていいのかよ!?」
95: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/16(火) 00:11:49.63 ID:bC2xh02r0
黒猫「……」
京介「おい、どした?」
黒猫「こ、これを売れば……これを売れば!」
96: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/16(火) 00:12:25.53 ID:bC2xh02r0
黒猫「とにかく! 今日はこれからどうするのかしら?」
慌てて話題を変える黒猫。 今度日向ちゃんと珠希ちゃんに聞いておくことにしよう。 どうなったか。
沙織「そうですな。 今日は……実は、京介氏には昔、頼んだことをしようと思いまして」
97: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/16(火) 00:13:30.04 ID:bC2xh02r0
あー。
あったな、そんなのも。
黒猫「バイト? 秋葉原で?」
98: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/16(火) 00:15:04.21 ID:bC2xh02r0
黒猫「ふ、ふふふふふ。 ここから先は地獄のメイド達が待ち構える、メイド喫茶。 冥土の土産にあなたも、どうかしら?」
バイト開始五分。 黒猫が暴走した。
京介「ちょっと待てい!! お前それじゃあ客こねーだろ!!」
99: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/16(火) 00:16:03.13 ID:bC2xh02r0
京介「ほら、人来たぞ」
黒猫「……よ、ようこそ! 我が魔城へ! 歓迎するわ!」
言われ、びびって逃げる客。
100: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/16(火) 00:17:18.08 ID:bC2xh02r0
黒猫「なっ! コミュ力が無いと言ったの? あなた」
京介「そうは言ってねえけど……」
沙織「あ、あの……このままだと、怒られてしまうと思いますが……」
101: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/16(火) 00:19:04.93 ID:bC2xh02r0
京介「……最初からそれで頼むわ。 マジで」
京介「ほら、来たぞ。 今度こそ頼むぜ」
黒猫「……っ!」
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