過去ログ - 京介「ただいま」 桐乃「おかえり」
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913: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/30(火) 13:10:30.00 ID:BIV3Nzb40
「嘘に決まっているでしょう。 妄想でいくら人を殺そうと罪には問われないのよ……ふふ」
京介「お、おう……一応聞いておくけど、俺を殺したことは?」
「約三回ほど」
914: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/30(火) 13:11:32.15 ID:BIV3Nzb40
と、全く役に立たない電話だった。
分かったことと言えば、黒猫が妄想の中で俺を三回ほど殺している事実だ。
……あいつとは友達関係を改めて考えないと危ないかもしれない。 あやせの次は黒猫か。 俺の苦労は絶えない様で安心したぜ。 はは。
915: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/30(火) 13:12:31.44 ID:BIV3Nzb40
湯船に浸かっている俺の視界に入る位置にドアは設置されていて、つまりそれが開けばその奥が見えると言う訳で。
そして、このアパートのこの部屋に居るのは俺と桐乃で。
俺は今、湯船に入っていてドアには当然手が届かない。 開けられる可能性がある奴は一人だけ。
916: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/30(火) 13:13:31.24 ID:BIV3Nzb40
京介「お、お前っ! 今俺入ってるから!!」
言い、俺は視線を壁に向ける。
桐乃「……知ってるし。 別にいーじゃん」
917: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/30(火) 13:14:03.47 ID:BIV3Nzb40
京介「……な訳ねーだろ。 お前って、その……スタイル良いし。 何とも思わない訳ねーだろ」
桐乃「ふうん? なら良いんだケド」
良い? 良いって、何がだ。
918: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/30(火) 13:14:29.41 ID:BIV3Nzb40
桐乃「今更言って欲しくなんてないし〜。 で、今はどうなの?」
京介「……め、めっちゃ意識する」
桐乃「キッモ〜! えへへ。 シスコンすぎっ!!」
919: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/30(火) 13:16:48.44 ID:BIV3Nzb40
京介「……そうだ。 前は確か、お前に背中流してもらったよな。 今日は俺が流してやろう」
桐乃「い、いいっていいって!! 自分でできるし!!」
京介「日頃のお礼だよ、お礼。 良いから大人しくやらせとけって」
920: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/30(火) 13:17:15.48 ID:BIV3Nzb40
可愛いなぁおい! こいつ、考え方が一々可愛すぎる!
京介「じゃ、じゃあ……えっと、とりあえず今そっち見ても大丈夫か」
桐乃「う、うん。 背中向けてるから、だいじょぶ」
921: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/30(火) 13:17:46.06 ID:BIV3Nzb40
俺は桐乃に聞こえないように、唾を飲み込む。 以前と違ってお互い裸だからな……すげえ緊張するんだが。
以前と違うといえばそうか、今はもう……ちゃんと付き合ってるのか。 別れるのが前提ではなくて、関係を有耶無耶にした状態でもなくて。 しっかりと、俺と桐乃は付き合っているんだ。
京介「えーっと……」
922: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/30(火) 13:18:24.83 ID:BIV3Nzb40
どうやら褒めたのは正解だったらしい。 桐乃の声色からして、嬉しそうなのが伝わってくる。
桐乃は俺が後ろに座るのを感じたのか、黙ったまま、前を向いたままでボディソープを俺に渡す。
それを受け取り、何回か押し、手に溜めて泡立て、桐乃の背中へ。
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