過去ログ - 京介「ただいま」 桐乃「おかえり」
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924: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/30(火) 13:19:27.26 ID:BIV3Nzb40
桐乃「ちょ、なんでそんな嬉しそうにするワケ!? キモいんですケドぉ!」

京介「だってお前の肌めっちゃ触り心地いいんだもん! お前の肌触った男は絶対嬉しそうにするって!」

桐乃「あ、あたしが触らせるのは京介だけだし……でも、そんな嬉しそうにされるとなんかヤダ。 やっぱタオル使って」
以下略



925: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/30(火) 13:19:54.80 ID:BIV3Nzb40
桐乃「その落ち込みっぷりが怖いんだケド……」

京介「よし桐乃。 明日も一緒に風呂入ろうぜ」

桐乃「なんでそうなるッ!? 一年に一回だけだから!」
以下略



926: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/30(火) 13:20:22.92 ID:BIV3Nzb40
桐乃「ま、まだゆうの? なら……ひと月に一回……とか」

京介「おし、そうしようぜ桐乃。 月に一回は一緒に風呂な」

桐乃「……なんか騙された気分」
以下略



927: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/30(火) 13:21:21.11 ID:BIV3Nzb40
京介「うっし。 じゃあ俺は出るぞー」

ぶっちゃけ、これ以上桐乃と触れ合っていたら俺がヤバイ。 こういう時はさっさと出るに限る。

しかし、俺はすっかり忘れていた。
以下略



928: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/30(火) 13:21:48.53 ID:BIV3Nzb40
桐乃「待って」

腕を掴んだりはされていない。 それでも桐乃の声はそれだけで俺の動作を止めるには充分な物だ。

俺は開き掛けた扉から手を離す、そして振り返り、背中を向けたままの桐乃に対して尋ねる。
以下略



929: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/30(火) 13:22:16.37 ID:BIV3Nzb40
京介「い、いや……俺もう、のぼせてきてるし……さっき湯船入ったし……」

桐乃「ふ〜ん。 嘘吐くんだ。 そんなの嘘ってことくらい分かるんですケドぉ」

京介「う……で、でもなあ!」
以下略



930: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/30(火) 13:22:48.49 ID:BIV3Nzb40
まあ、でも。

京介「……なら、仕方ないか」

自分の意思とは裏腹に、俺はそう答えてしまう。 違うか。
以下略



931: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/30(火) 13:23:23.62 ID:BIV3Nzb40
桐乃「……面白い話どーぞ」

京介「すげえ振りだな……じゃあ一つ、面白いかどうか分からない話でもすっかな」

桐乃「お。 てっきりなんも話さないかと思っちゃった。 ヨロシク」
以下略



932: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/30(火) 13:23:51.22 ID:BIV3Nzb40
京介「ある所に馬鹿な男が一人居て、そいつにはすげー妹が居たんだ」

京介「勉強も出来て、容姿も良くて、運動だって出来る。 そんな、妹が居た」

本当に、何でも出来る妹だ。
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933: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/30(火) 13:24:21.04 ID:BIV3Nzb40
京介「そんなことを思っていたのも……他にも色々とあり、妹とはしばらく会えない生活を送っていた。 会おうと思えば会えたのに、その男は会おうとしなかった」

妹はずっと、その男を見ていてくれた。 避けていたのは、その男で。

京介「だけど……ひょんなことから妹と知り合う切っ掛けを得て、それで話すようになったんだ。 少しずつな」
以下略



934: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/30(火) 13:24:47.77 ID:BIV3Nzb40
京介「その妹は天才なんかじゃねえって。 全部、努力して得た物だったんだって」

京介「勉強も頑張って、自分も磨いて、必死に走る練習して」

京介「今まで才能だと思っていた物は、そいつが必死に頑張って、一生懸命努力して、得た物だったっつう訳だ」
以下略



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