過去ログ - 京介「ただいま」 桐乃「おかえり」
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94: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/16(火) 00:11:00.39 ID:bC2xh02r0
俺が聞くと、沙織は小さな声で俺に耳打ちをする。
沙織「……」
京介「たっか!? そんなの貰っていいのかよ!?」
95: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/16(火) 00:11:49.63 ID:bC2xh02r0
黒猫「……」
京介「おい、どした?」
黒猫「こ、これを売れば……これを売れば!」
96: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/16(火) 00:12:25.53 ID:bC2xh02r0
黒猫「とにかく! 今日はこれからどうするのかしら?」
慌てて話題を変える黒猫。 今度日向ちゃんと珠希ちゃんに聞いておくことにしよう。 どうなったか。
沙織「そうですな。 今日は……実は、京介氏には昔、頼んだことをしようと思いまして」
97: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/16(火) 00:13:30.04 ID:bC2xh02r0
あー。
あったな、そんなのも。
黒猫「バイト? 秋葉原で?」
98: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/16(火) 00:15:04.21 ID:bC2xh02r0
黒猫「ふ、ふふふふふ。 ここから先は地獄のメイド達が待ち構える、メイド喫茶。 冥土の土産にあなたも、どうかしら?」
バイト開始五分。 黒猫が暴走した。
京介「ちょっと待てい!! お前それじゃあ客こねーだろ!!」
99: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/16(火) 00:16:03.13 ID:bC2xh02r0
京介「ほら、人来たぞ」
黒猫「……よ、ようこそ! 我が魔城へ! 歓迎するわ!」
言われ、びびって逃げる客。
100: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/16(火) 00:17:18.08 ID:bC2xh02r0
黒猫「なっ! コミュ力が無いと言ったの? あなた」
京介「そうは言ってねえけど……」
沙織「あ、あの……このままだと、怒られてしまうと思いますが……」
101: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/16(火) 00:19:04.93 ID:bC2xh02r0
京介「……最初からそれで頼むわ。 マジで」
京介「ほら、来たぞ。 今度こそ頼むぜ」
黒猫「……っ!」
102: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/16(火) 00:20:19.58 ID:bC2xh02r0
が、一応はそのメイドっぽい振る舞いが効いたのか、客は店の中へと向かっていく。
……こういうのも野暮なことだけど、大体は元々入ろうと思っていた客なんだろう。
まあ、そんなことは嬉しそうにしている黒猫を見たら言える訳もないが。
103: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/16(火) 00:21:54.37 ID:bC2xh02r0
沙織「うふふふ。 当たり前では無いですか。 まだまだ始まったばかりですよ」
怖いなぁ。 俺は是非とも巻き込まれたくない。 昔は俺が沙織の立ち位置で、沙織が黒猫の立ち位置って感じだったのに。
沙織も沙織で、色々あった一年だったんだろうな。
104: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/16(火) 00:23:29.47 ID:bC2xh02r0
そんなこんなでようやくバイトを終え、帰宅途中。
沙織とは方向が違うので、俺と黒猫での帰り道だ。
黒猫「……疲れたわ」
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