13: ◆m7QL2KBO9Y[saga]
2013/07/13(土) 22:56:51.34 ID:ATs0awmn0
「待ちかねたよ、阿良々木くん」
教室に入った矢先に、いつものように見透かしたようなことを言って、忍野は僕達を迎えた。
「おや、今日は女の子じゃなくて、男の人を連れているんだね。もしかして、阿良々木くんにはそういう趣味があるのかな?」
「僕にそんな趣味はねえよ。つーか、僕がいつも女の子を連れている奴みたいに言うのは止めろ」
「連れてるじゃないか」
全くこいつは。僕と一緒に人がいるとわかった途端にこれだもんな。
ほんと、いい性格してんな、こいつ。
「まあいいや。そんなことより阿良々木くん。君と一緒にいるその人はいったい誰なんだい?」
「ああ、この人、寝泊まりできる場所を探してるんだってさ」
「そういう事だ。俺は零崎人識っつーんだ。悪いけど、何日かこの廃墟に居座らせてもらうぜ」
零崎さんは、僕の言葉に続いて言った。
「ふうん。そういうことなら構わないよ。そもそも、ここは僕の土地ってわけじゃないしね。好きに使いなよ」
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