130: ◆m7QL2KBO9Y[saga]
2013/07/28(日) 22:41:46.47 ID:H4pbzEV60
『我は零崎』
声が聞こえた。
『お前の内にある物であり、者だ』
聞こえた。というよりは、頭に直接響いてきているようだ。
『お前は、何故ここに来た』
声は問いかけた。
「何故ってそりゃ、落し物を拾いに来てやったんだよ」
人識は答えた。
「ったく。勝手に住み着いておいて勝手に出てってんじゃねえよ」
『ならば、何故拾いに来た』
声はなおも問う。
『お前にとって、我は必要ではないだろう。拾いになど来ずに、そのまま捨て置けば良いのだ。そうすれば、我はお前を追いかけず、別の器を探したものを』
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