17: ◆m7QL2KBO9Y[saga]
2013/07/13(土) 23:01:40.20 ID:ATs0awmn0
阿良々木暦が学習塾跡を出てから数時間後、零崎人識は行動を開始していた。
行動。忍野メメの殺害。
それは別に特別な意味を持ったことなどではけっしてなく、ただの一人の殺人鬼としての、当然の、必然の行いだった。
強いて言うならば、彼の言葉通り、自分探しの一貫なのである。
先ほど暦に対して、嫌がらなければ構わないと言ったものの、それは忍野メメに滞在を拒否された場合には、その場で零崎を始めていただけのことなのだ。
「しっかし、ほんとにボロボロだな。あのおっさん、よくこんな所で何ヶ月も寝泊まりできんな」
そう呟きながら、人識は数時間前、メメと最初に会った教室に辿り着いた。
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