3: ◆m7QL2KBO9Y[saga]
2013/07/13(土) 22:44:59.40 ID:ATs0awmn0
神原駿河の問題が解決した数日後、千石との再開の数日前の六月某日。僕は夜道を自転車を漕いで進んでいた。
例の廃墟にいる吸血鬼の成れの果て。忍野忍に血を与えるためだ。
既にこれは僕の生活のなかに組み込まれたいる行動で、なんならルーチンワークといっても過言ではないことなのだけれど、今日は少しいつもと違った。
「ん?」
僕が自転車を漕いでいる数メートル先に、こちらの行く手を通せんぼするようにして、一人の男の人が立っていた。
「えっと………僕に何か用ですか?」
僕の問いかけに、その男の人は
「ちょいと道を聞きたいんだが」
と言って
「つっても別にあんたに人生を説いてもらおうとか、そう言う事じゃない」
と続けた。
それが僕、阿良々木暦と、零崎人識とのファーストコンタクトだった。
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