50: ◆m7QL2KBO9Y[saga]
2013/07/15(月) 20:43:22.01 ID:56YF+2pR0
阿良々木暦が学習塾跡に着く少し前。
四階にある一つの教室には、ロープで身を拘束された零崎人識と、その横で火の着いていないタバコを咥えて立っている忍野メメの姿があった。
「おいおっさん。いい加減、このロープを解きやがれ」
「はっはー。そういうわけにはいかないね。殺人鬼くん。いつ君がまた暴れだすか、わかったもんじゃないからさ」
「ちっ。俺が暴れたって、あんたを殺すどころか、まともに傷つけることだってできねえんだから別にいいだろうが」
昨夜の戦いは、結果だけを言えばメメの勝利だった。
しかし、戦いが終わりロープで身を拘束された後でも、人識は単純な戦闘能力で自分がメメに劣っているとは思っていなかった。
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