90: ◆m7QL2KBO9Y[saga]
2013/07/19(金) 22:03:22.45 ID:JGHnRmSz0
「っ!?」
そこに現れたのは、真っ赤な鬼だった。
否。
現れたというよりは、それは初めからそこにあったように、立っていた。
どこにでもいるし、どこにもいない。
初めからいたのか、それとも、今でもいないのか。
とにかく、赤鬼。
手には日本刀を持った赤鬼が、こちらを向いて、立っていた。
「なんだよ…………こいつ…………」
どうやら、零崎さんもそれに気付いたようだ。
零崎さんにも、どうやらそれは見えるらしい。
「ぐはっ!?」
「零崎さんっ!!」
そんな悠長な事を考えている場合では、どうやらなかったらしい。
零崎さんが赤鬼を認識した次の瞬間。
赤鬼は、日本刀を持っていない方の手で、零崎さんを薙ぎ払った。
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