過去ログ - 薫「魔法少女?」まどか「超能力者?」
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7:EP@「夢見る魔法少女じゃいられない」6 ◆X/Lv.1Xswo[saga]
2013/07/13(土) 23:59:18.55 ID:mdJL4y3H0

「わー! 病院を壊すな!」

あわてて、皆本は薫を羽交い絞めにして止めた。

「せやなくて、このひび割れの中に別の空間があるみたいやわ……」

葵は神経を研ぎ澄ませてそう判断した。

「なんだって!? 超能力による空間歪曲が起きているということか?」

皆本がそう考え込んでいる間にも、少女たちは動いた。

「葵ちゃん、その中まで飛べる?」

「おっしゃ、了解や!」

「え? ちょっと待て、もうちょっと慎重に――」

皆本が止める間もなく、四人はその得体の知れないところへとテレポートした。


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金髪の少女は苦戦をしていた。

生まれたばかりの『魔女』を撃ち殺した……そのはずだったのに、
『魔女』はその口の中からどす黒い大蛇のような本体を生み出して
奇襲を仕掛けてきたのだ。

(一瞬反応が遅れたらやられてたわね……)

そんなことを考えながらも、美しい衣装をひるがえしてきわどく大蛇のような
『魔女』の突進を避ける。

きわどいことは今まで何度でもあった。

それでも冷静に、焦らず、確実に『魔女』を仕留めてきた。

それが彼女の自負であり、今もまだ戦っていられる理由だった。

しかし、ふと思う。

もしここで自分が死んだとして、一体誰がそのことを知るだろうか。

今まで自らの命を危険にさらしながら戦ってきて、それを知る人間は誰もいない。

そうならば、きっと死んでも同じことだろう。

『魔女』の突進をかわした際に振り向きざま、少女は銃で数発の弾を『魔女』に
撃ち込んだ。



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