過去ログ - ゲームは一日一時間
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4: ◆tSiWM5GIyDZg[saga]
2013/07/14(日) 18:15:53.78 ID:EnRHzSex0

その言葉は、僕にとって、言い表せない感情を生む要因となっていた。

確かに堕落していたのは僕であり、両親の言うことは正しかった。
しかし、僕はこの一ヶ月の間は、寝る間も惜しんで勉強していた。
女々しいが「頑張ったから」という甘い言葉を、僕は望んでいた。

結果が全てなのか。僕は虚脱感を覚え、膝から崩れ落ちた。

このとき、ゲームよりも「努力が認められなかった」ことが辛かった。
結果が全て。両親は有名大学卒のエリート同士で結婚していたらしい。
だからこそ、教育という言葉に対し、人一倍以上に関心を寄せていた。

「きちんと勉強する。だから」

「だから」の言葉の次には、僕の口から何も飛び出しはしなかった。
両親は「努力を認めてほしい」というニュアンスを、別に解釈した。
僕の言葉を「ゲームをさせてほしい」と、そう受け取ったのだった。

「一晩くらい、外で頭を冷やしてきたら。ゲーム脳じゃないの」

その言葉に、僕は大人気もなく反論してしまい、口論になってしまった。
最終的には水掛け論になってしまい、僕は財布と携帯を持ち、家を出た。

深夜に、近所の公園のブランコで揺られていたら、僕に一通のメールが届いた。




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