過去ログ - 青年「君が俺に惚れたら『それ』取ってよ」
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[saga]
2013/07/26(金) 21:49:17.64 ID:EQLqp/s+O
先生「んん?」
青年「そいつが安全かどうか確かめてから解いた方が……」
先生「大丈夫だよお」
青年「どうして……」
先生「だってほら。こんなに優しそうな顔をしているんだよお」
青年「……」
先生「はい。魔法は解いたよお。痛くしちゃってごめんねえ」
「こちらこそすみません。明かりが切れてしまったので、魔物に気付かれないよう静かに歩いていたのですが……。逆に怪しませてしまったようですね」
先生「そうだねえ。ちょっと怖かったなあ」
青年「先生は気付いてなかっただろう」
少女「どうしてこんなところにお一人で?」
宿屋「私、ここから少し歩いたところで宿屋を営んでおりまして。夜に迷っている方をご案内するために、毎日こうして歩き回っているんです」
姫「それは素敵なことですけど……あまりに危険じゃありませんか?」
宿屋「ただのおじさんだと思って、見くびってもらっては困りますよ?」
青年「上手く気配を消そうとしていたしな。俺とマスターには気付かれたけど、それは貴方の問題じゃない」
宿屋「お若いのに大したものです」
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