過去ログ - 青年「君が俺に惚れたら『それ』取ってよ」
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91:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/04(日) 17:50:25.09 ID:H65vHBQ5O
真夜中。


宿屋「……っ!」グサッ

青年「くっ!」

姫「……ん」

宿屋「はあ……はあ……」

青年「寝込みを襲うなんて、なかなか狡いねー」

宿屋「……私は、貴方のような誇り高き兵士ではありませんので」

青年「俺、そんな風に名乗ったっけ?」

宿屋「部屋での話を……聞かせてもらいました」

青年「悪趣味だなー。俺達のこと、信じてたんじゃないの?」

宿屋「言ったでしょう。私は目の色には拘らない。あなた方が悪党でないならば、客として迎えます……と」

青年「で、会話を盗聴して判断したわけだ。俺達は悪党だと」

宿屋「悪党……とは違いますかね。青の国にとっては、貴方は正義ですから」

青年「よく分かってるね」

宿屋「……」

青年「片方からは感謝の声、もう片方からは怨嗟の声」

青年「正直、耳をちぎりたくなるよ」

宿屋「分かりませんね。私は兵士ではありませんから」

青年「そっかそっか」

宿屋「それにしても……おかしいですね。貴方はもう、死んでいるはずなのに」

青年「そうだね。死んじゃいたいくらい、痛いけど」

宿屋「……はあっ!」ブンッ

青年「おっと!」ドンッ


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