過去ログ - 真姫「私とことりが××になるまでの話」
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25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/15(月) 00:25:00.56 ID:wTB+1NBA0
急いで雑誌を探し、急いで病院へ戻る。何でこんなに走っているのかというと、遅れるとまたことりが不機嫌になるからだ。「寂しかったんだよ」とか「もう帰ってこないと思って心配したんだよ」とかもう何度も聞いた台詞をまた聞かされる。その間私は謝ることしかできない。正直あの時間はつらい。

汗だくで、ぜぇぜぇ言いながら病室に戻る。最初、ことりは「そんなに急がなくていいよ」とか「無理しないでいいよ」とか言ってくれた。でも今じゃ遅いと言われる。だいぶわがままになったものだ。私のせいだけど・・・

ことりがわがままになって以降、私にとって一番辛いのは夕飯の時間だった。看護婦さんがいつものようにあのまずい夕飯を持ってくる。私のせいでグルメな患者になったことりはそれを拒んだ。でも、看護婦さんに嫌と言わず、私に嫌といってくる。これはつまり、遠まわしに「うまいものを買って来い。これはお前が食え」と言っている。私は辛かったけど、ことりの自由を奪った罪を償うために、このまずい食事を食べた。

わがままことりは、夜遅くまで私とお話をしたいという。朝にも私に会いたいという。私の自由は時間はさらに減り、睡眠時間が足りなくなってきた。最近、初めて授業中に寝てしまい、先生に怒られた。



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