過去ログ - 妖夢「これがソードアート・オンラインですか」
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49:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/07/15(月) 09:34:38.87 ID:yDP7SWGp0
●宿屋

全員『…………』

クライン「GMコールで抗議文送ってみたけど、仕様ですってテンプレ返答だ。意味不明だぜこりゃ」

リーファ「こうなったら、ネットでこの件、流してみる?」

キリト「信じて貰えるのか? 三〇人はおろか五〇人態勢でも全滅するような難関クエストに、
    たった八人で誰も死なず扉まで辿り着けたって」

アスナ「あーあ。カメラで写真を撮っとけば良かった」

魔翌理沙「現実的じゃないぜアスナ。悪意には悪意をもって返されるのが世の常だ。
    まず扉を間近で見た者がほかに誰もいない。
    だから運営に捏造だと主張されたら、こちらが逆に糾弾される。
    データ書き換えでデザインを変更されたら、その時点で私たちは詐欺師に転落だ」

霊夢「そこまで悪辣で性根の腐った運営と思いたくないけど」

魔翌理沙「レクト・プログレスには、ニードレス技術開発に関する暗い噂もある。
    慎重に事を運んでもいいと思うぜ」

アスナ「その件についてだけど、私に任せてもらえないかしら」

キリト「アスナ、さすがにそれは」

魔翌理沙「なんだ、アスナには妙案があるのか?」

アスナ「とっておきの裏技よ。じつは私の父が、レクト本社でかなり偉い人なの」

キリト「あーあ」

霊夢「悪いけどそのカードを切るのは、アスナ、最後の最後にしてくれないかしら」

アスナ「どうして? 父さんから開発チームのあいつに圧力をかければ、
    すぐに解決するわよこんな理不尽。
    どうせ世界樹のてっぺんで偉そうにしてる妖精王オベイロンの正体は、あいつに決まってるんだから」

魔翌理沙「よほど嫌いなようだな、レクト・プログレスにいる特定の野郎が」

アスナ「だってあの変態ったら、ただでさえ変態のくせに、
    いいかげん変態の変態なうえに変態すぎて、どうしようもない大変態だし」

魔翌理沙「生理的に受け付けないのか」

アスナ「名ばかりで実のない口約束だけの許嫁(いいなずけ)だったくせに、
    いきなり権利を主張してキリトくんと私の交際に猛反対したのよ。
    私に本当に好きな人ができたら、許嫁は解消する。
    そんな感じの空手形だったし、父さんも母さんもキリトくんを認めてくれたのに」

キリト「アスナが怒髪天貫いて、あやうく流血沙汰になるところだったよ。
    おかげで俺はどうやら、将来までガッチリ進路が決まってしまったようだ」

リーファ「お兄ちゃん、エリートコース確定だもんね。しっかり勉強しないと、置いてかれるよ」

アスナ「そうなのよ。いまやキリトくんと私は、両家が認めて書面も交わした正式な許嫁なの」

クライン「すげえ。リア充として追いついたと思ったら、
     おめえらとっくに先の果てまで行っちまってたのかよ」

霊夢「アスナ、あなたかなり恵まれたお嬢さまなのね」


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