過去ログ - 操祈「好きでこんなことやってるわけじゃないわよぉ」美琴「その、ごめん」
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]
2013/07/15(月) 10:30:34.07 ID:cB3TxE+Go
嫌がる食蜂操祈を見て唇を釣り上げる。
ここまでくればただのイジメだ。
御坂美琴は嗜虐性を隠そうともしない。
人間、赤ん坊だろうと老人だろうとそれは確かに持っていて、もし持っていないとしたら君子か狂人だろう。
だとしてもそれを露骨にするのは―――とても下品だ。
もし、これが今日でなかったら、食蜂操祈が相手でなかったら御坂美琴はここまではしないのだろう。
偶然に偶然が重なってしまった。
本来、御坂美琴は陽性の性格である。
陰湿なことは嫌う性質だ。
それが機能していない。
御坂美琴の倫理では許せない、彼女の友達に対して操祈がした行為もそのきっかけとなっている。
「何が入ってるのかしら―――あれ、これは?」
「やめて! お願いだからもうやめてぇぇ!!!」
紺地のバックから出てきたのは小さなポンプといくつかの小さな瓶。
その瓶の二つほどには白い液体が入っていて、透明な保冷剤のパックに詰められている。
なんだろう、と訝しむ美琴は真っ青になっている操祈を―――そしてその豊かな胸元を、見た。
なんとなく、だが。
知らないようで知っている匂いがそこからしているように思われた。
それにこの道具。どこかで見たことがある。
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