過去ログ - 佐天「100点を取れる能力かぁ」
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14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/07/15(月) 19:25:47.41 ID:Qm/PRGz90
自分の能力について考えたいこともあったが、とりあえずは友人との時間を楽しみたかった。
最近行きつけのクレープ屋に新作が出たとの情報をゲットしていたので、初春に伝えるとすごく喜んだ後にどこか別の世界に飛んで行ってしまった。
そんなところもかわいい。

佐天「御坂さんと白井さんも呼ぶ?」

初春「それなんですけどね。 白井さん、今日は御坂さんと二人でお出かけだって張り切ってましたから……」

佐天「あはは。 それなら白井さんに悪いね」

そう言うと佐天涙子は苦笑を浮かべた。
その脳裏には苦労する御坂の姿がバッチリ想像できていたからだ。
内心ですみませんと呟いてから、

佐天「それじゃ二人でいこっか」

と言った。
自分たちが誘っても白井が迷惑に感じることはないだろうと思いながらも、誘う気にはなれなかった。
今は、二人の高位能力者の姿を見たくなかったからだ。
佐天が軽い自己嫌悪に襲われていると、

初春「そうですね。 じゃあ早く行きましょう」

そうして佐天の手を引っ張ってくれた。
いつでも触れる友人の手だけれど、今はすごいありがたみを感じた。
安心する、いつまでも触れていたかった。

佐天「そうだね。 ほら初春っ! 早くしないと置いてっちゃうぞ」

初春「あ。 もう、佐天さーん! 待ってくださいよぉ」

そうして二人の少女は甘い香り漂う、憩いの場所へと駆けていった。


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