4: ◆/qOAOBHfFg[saga]
2013/07/16(火) 19:37:07.52 ID:3a9QSHOOo
  
  
 一杯目はいつものすっきりとした味わいのスイスビール。 
 次に頼んだバローロのボトルはすでに空いている。安かったけど美味しかった。 
  
5: ◆/qOAOBHfFg[saga]
2013/07/16(火) 19:39:55.48 ID:3a9QSHOOo
  
  
 A馬「ふう…呑んだな。今日は少し風がありますね。気持ちいいな」 
  
 そうかもしれない。夜風にくすぐられた髪が、火照った顔に当たる。 
6: ◆/qOAOBHfFg[saga]
2013/07/16(火) 19:42:33.04 ID:3a9QSHOOo
  
  
 駅まで他愛の無い話をしながら、背の高いA馬さんに歩調を合わせて歩く。 
 実際は向こうが私に合わせてくれているのだろうけど。 
  
7: ◆/qOAOBHfFg[saga]
2013/07/16(火) 19:45:27.99 ID:3a9QSHOOo
  
  
 A馬「あれ?何だ、何かあったのか?」 
  
 新宿駅前の交差点でA馬さんが歩みを止める。 
8: ◆/qOAOBHfFg[saga]
2013/07/16(火) 19:47:49.13 ID:3a9QSHOOo
  
  
 美希「みんなー!今日もお疲れ様なのー!」 
  
 考える前に、目を背けた。 
9: ◆/qOAOBHfFg[saga]
2013/07/16(火) 19:50:12.98 ID:3a9QSHOOo
  
  
 響「それに貴音!何だよ晴天って!もう夜の八時だぞー!」 
  
 懐かしい声。騒々しいけど人を惹きつけてやまない、あの子 
10: ◆/qOAOBHfFg[saga]
2013/07/16(火) 19:53:04.68 ID:3a9QSHOOo
  
  
 A馬「ああ、『 Lucinda (ルシンダ) 』ですね」 
  
 私に言ったの?聞こえないふりをする。 
11: ◆/qOAOBHfFg[saga]
2013/07/16(火) 19:55:26.58 ID:3a9QSHOOo
  
  
 響「うぎゃ〜!何なんだよ〜!アレなアレンジってーー!」 
  
 貴音「此度の『 THE IDOLM@STER 』はぴあの伴奏による、ばぁ・そんぐ風あれんじを加えた、 
12: ◆/qOAOBHfFg[saga]
2013/07/16(火) 19:58:02.58 ID:3a9QSHOOo
  
  
 響「発売日は夏真っ盛りの8月X日!!」 
  
 引退したばかりの頃は、様々なメディアで彼女達を見る度誇らしい気持ちがしたものだ。 
13: ◆/qOAOBHfFg[saga]
2013/07/16(火) 20:00:44.74 ID:3a9QSHOOo
  
  
 ―― 
  
 ―――2010年、4月7日 東京都渋谷区、たるき亭ビル1号館3F、芸能事務所「765プロダクション」 
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