14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/07/17(水) 04:31:03.12 ID:RKMsUADDO
はあはあ...何処に大杉くんがいるんだろ?みあたらないよぉ...やっぱり帰っちゃったのかな?
ウィニングボール渡したかった...それと...伝えたい事...
残念そうに引き返そうとした所に...背が高くて少し痩せ細った優男の姿が...
あれは?大杉くん?
あおい「大杉くん!大杉くん!」
と信じられないくらい大きな声を出してしまって通行人の目に止まってしまった...///
大杉「よう!久しぶりだな笑元気にしてた?」
と相変わらずな口調でしゃべる
あおい「何言ってんだよ!5年ぶりだよ?大杉くんこそ元気だった?」
「最後に話したの卒業式じゃないか!」
大杉「そうだっけ?笑」と苦笑いして彼は言う
大杉「プロ初完封おめでとう!頑張ったなー!」
あおい「ありがとう!所で君は今何してるの?」
大杉「あ、俺?うーんと、イレブン大学を卒業して神楽坂グループに就職してるんだ」
あおい「へえーあの1%しか入れない名門に?....って事は野球やってるの?」
大杉「まあな、左肩はもう使えないって言われたけど投手の指導とかならやってんだ俺」
「今年入った新入社員めっちゃキレてる捕手でさー」
あおい「....」ぐす
大杉「え?おおおい!何泣いてんだよ!」
あおい「野球続けてたんだって...それが嬉しくて...野球出来ないって言われて楽天の1位指名も断って...退屈そうにしてた君を見るのが苦しかったんだ...」
そういうと余計涙が出て来て...
大杉「寂しい思いをしてたんだな、悪い」
「お前の気持ちにも気づいてやれなくて...お前がプロになって活躍してるの嬉しかったんだ!本当に!デビュー戦だって見に行ったんだぞ!」
あおい「!!な、なんで一言声かけてくれなかったんだよ!」
大杉「...情けなかったんだ...頑張って開幕1軍でスタート出来るように頑張ってんのに何もしてない自分がいるのを...怪我した時もういいやって思っててさ、大学適当に行って就職適当に決めて後の人生ゆったりと過ごそうと...でも、ふとお前の事が浮かんでさ...いつか会う時こんな俺は見せられないと思ってそこから必死にリハビリ、練習、勉強しっかりやって...神楽坂で野球出来るようになってやっとやっと顔向け出来るなって...だから」
あおい「ぷっははは、本当君はバカだよ...バカ!大バカヤローだよ!」
大杉「っな、」
あおい「でもそんな君をぼくは好きになっちゃったんだろうね...///」
大杉「えっ...」
あおい「はい!これぼくのプロ初完封ウィニングボール!甲子園初優勝のウィニングボールのお返し...」
大杉「あ、ありがとう...お返しとか...いいのに、あの時はただ約束したから果たしただけで...」
あおい「それじゃ.....して...」
大杉「えっ...??」
あおい「ぼくを...早川あおいを見守ってくれるって約束して?」
...........
大杉「嫌だね〜」
あおい「えっ...」
大杉「そんな約束とか守れるわけ無いだろ?お互い環境が違うんのに」
あおい「そ、そんな...本気だったのに...」
大杉「ああーもう、、、俺の言い方悪いっつーか...ん、ん、だから俺がそう言うの言わなきゃなの!だからな?お前の事が大好きだ、あの時から今も...これからも!ずっと俺のそばに居てくれないか?」
あおい「...はい」
fin
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