過去ログ - 上条「……誰だ、アンタ」禁書目録「――ッ!?」
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31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/18(木) 22:18:16.97 ID:fZazj+yw0

遠い昔、とある哲人が夢中にて胡蝶となった。
彼は宙をヒラヒラと舞い踊り、胡蝶たる身の上を楽しんだ。
彼はふと、目を覚まし、そして思った。
果たして、今ここにいる自分が、胡蝶の夢を見たのか、
それとも、眠れる胡蝶が今、人たる自分の夢を見ているのか。

――目に見え、耳に聞こえ、肌で感じ、舌で味わっているモノが、コトが
――確かに現実である保証など、何処にある?

上条当麻……より正確に言えば『かつて上条当麻だった誰か』は、
起きながらして、目を開きながらにして『夢』を見ているようだった。

昔、誰かが言った。
名前のあるモノは全て実在している、と。
事物は人が名付ける事により、この世に存在を得るのだから、
つまり名前のあるモノは、存在している筈なのだ。

ならば、名前の無い自分は、存在しているのか、それとも存在していないのか。




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