214: ◆bvqVN1tP96Fx[saga]
2013/07/28(日) 09:30:34.74 ID:fyjRdagz0
■襲歩
さらに十数年が経った。
一晩中しんしんと降り続けた霧雨はすっかり上がり、
静かな日差しが見滝原を美々しく照らしている。
日曜日の朝。小鳥は元気よくさえずり、小川のせせらぎが安らぎを演出する。
横並びに歩いている三人の間を、やわらかい春風が若葉の匂いを宿して吹き抜けた。
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