過去ログ - 道明寺歌鈴「道明寺の朝は早い」
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27:1 ◆lWfjP4x3Ao[saga]
2013/07/16(火) 21:19:24.82 ID:4aigMyjso


珠美「珠美は!どちらも全力で頑張ってます!そりゃ、まだ結果が出ていません!
   アイドルだってまだまだ未熟だし、剣道もっ!でも、どっちも舐めてなんかない!
   どっちも片手間になんかやってない!珠美は!いつだって全力でっ!」


行き場のない悔しさに、珠美ちゃんは身体を震わせながら、涙声で訴えます。
私は知っています。珠美ちゃんが、いつだって、全力で、何事も頑張っている事を。
それは、珠美ちゃんの事見てれば、誰だってわかる事なのに…
なのに、なぜ、珠美ちゃんにそんな事を言うのでしょう。


珠美「…先鋒候補だった同級生に言われました…『あんたが私に勝ったのは、
   私がちょっと手を抜きすぎたせいだから』と」


少し落ち着いたのか、まるで笑い話のように、珠美ちゃんは
話を続けます。しかし、その内容は…


珠美「それを言われた時、やっと気付きました。そうですよね、よくよく考えれば、
   珠美だけ宿泊予約が取れてないなんて、不自然ですよね。
   あれはきっと、暗に先鋒を辞退しろって、そういう意味だったんですね。
   珠美は、空気を読むのとかあまり得意じゃなくて、先鋒になれた事に浮かれて、
   勝手に突っ走って、道明寺殿にまで迷惑をかけて、結果がこのざまです」



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