36:1 ◆lWfjP4x3Ao[saga]
2013/07/16(火) 21:28:24.26 ID:4aigMyjso
珠美「…道明寺殿…」
珠美ちゃんが、困ったような、心配してるような声で、私に呼びかけます。
歌鈴(もう…まだ、『道明寺殿』なんですか…?)
歌鈴「―――か、り、ん」
私は、珠美ちゃんに近づこうと頑張って名前で呼んだのに。
それをわかって欲しくて、私は、自分の名前を区切って唱えます。
歌鈴「わ、私、ほんとは、私も名前で呼んで欲しかったんです!
なのに、珠美ちゃん、事務所の他の人はさん付けで名前で呼ぶのに、私だけずっと『道明寺殿』って。
で、でもっ!私は、珠美ちゃんと仲良くなりたい!
私は、珠美ちゃんって呼びます、だから、その、私の事も…その、…な、名前で…よ、呼んで…欲しい…です」
私が話はじめると、私たちの間にあったもやが晴れて、珠美ちゃんの姿がはっきり見えてきました。
ぼやけてたうちはまだ強気でしたが、珠美ちゃんの顔を見てると、急に恥ずかしくなってきて、
最後はうつむき加減で、声も小さくなってしまいました。
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