49:1 ◆lWfjP4x3Ao[saga]
2013/07/16(火) 21:40:15.09 ID:4aigMyjso
珠美「珠美が小さいころ、アイドルが剣士役を演じていたTVドラマがありました。
珠美はそのアイドルの剣士殿が大好きでした。大好きで、いつかあのような
強く凛々しいアイドル剣士になろうと夢見ました」
珠美「ですが、珠美がどれだけ凛々しくなろうとしても、
どうしても男の子がいきがっているようにしかなりません。
もっと成長すれば、もっと強くなれば。そうやって、がむしゃらに
進むしか、不器用な珠美には出来ませんでした」
珠美「それでもなりたい自分になれなくて。
もう自分でもどうすればいいか、どこを進めがいいのか、わからなくなってました。
…正直に言いますと、アイドルを止めようかとも考えてました。
そんな頃です。珠美が歌鈴の新春ステージを見たのは」
私と似ているけど、違う。
珠美ちゃんは珠美ちゃんで、目的にたどり着けなくて苦しんでいて。
珠美「ステージ上の歌鈴はとても凛々しくて、美しくて。
普段の、ほがらかで、少しドジで、時々見せる幼子のような泣き顔から
想像できないほど凛々しく美しく、珠美はその姿を見て、
気がつけば涙を流していました」
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