52:1 ◆lWfjP4x3Ao[saga]
2013/07/16(火) 21:42:28.85 ID:4aigMyjso
珠美「はい。見た当時は剣士殿の強さしか印象にありませんでした。でも、珠美が本当に憧れたのは、
強さじゃなかったんです。剣士殿の、仲間のために全力で戦う姿だったんです。
歌鈴が、ステージでみんなのためにLIVEをしている姿と、剣士殿が仲間のために戦う姿が、
珠美には、重なって見えてたんだと思います」
さすがに重かったのでしょうか、珠美ちゃんは私をゆっくり転がします。
歌鈴(もう少し抱きしめてほしかったな…でも、あれだけ抱きしめてもらって、頭も撫でてもらえたし…)
ぼんやりとそんなふうに思っていると、珠美ちゃんは、私の手を取ります。
珠美「歌鈴は、受け取るしかしてこなかった手、と言ってましたけど、
珠美にとっては、歌鈴の手は、珠美を優しく導く手です。
この手を取ることが出来なかったら、珠美は、暗闇の中、手を闇雲に振り回すしか出来ませんでした」
珠美「こんなにきれいで、珠美の思いを受け取って下さるこの手を持つ、
誰かのために全力で頑張る今の歌鈴は、珠美にとって憧れのアイドルなんです」
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