20:CqXydUnO0[saga]
2013/07/18(木) 23:30:39.79 ID:CqXydUnO0
やよい「…………」
やよいは今、かすみの言葉を利用して自らを守ろうとしている。
その事を曖昧ながらも感じ取ったのか、次の言葉が出せなかった。
俯いていると、かすみの後ろからひょっこりと顔を出す浩司の姿が見えた。
浩司「やよいおねーちゃん……」
やよい「浩司……」
浩司「浩太郎にーちゃん、ぼくのせいで居なくなっちゃったの?」
やよい「いや、浩司の所為でいなくなったわけじゃ……」
このままじゃ、浩司が呵責の念に囚われ、耐え切れず泣いてしまうかもしれない。
大切な弟が泣いているんだ、慰めてあげなければならない。
姉として、そう、姉としての使命感に駆られた―。
その時だった。
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