24:CqXydUnO0[saga]
2013/07/18(木) 23:35:01.53 ID:CqXydUnO0
浩太郎「許して……くれるかな……」
絶対大丈夫だよ、許してくれるよ!
口が動けば、音が出せれば迷い無くそう言っただろう。
たった少しの時間しかあの家で過ごしていないが、しっかりとした自信があった。
あんな素晴らしい家族が、君を許してくれないわけがないと。
浩太郎「…………だよな!」
まるで僕の言葉に反応してくれたかのように、相槌を返す。
と、同時に遊具から飛び出し、雨の中を駆け出す。
この雨の冷たさを消し飛ばすような、そんな暖かい場所へ帰る為に。
雨で固まってしまった砂場を跳び越し、公園から出る。
ついさっきもこの道を通った。 でも、たとえ道は一緒でも、
足取りは不思議と軽そうで、表情もとても明るく見えた。
その時だった。
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