30:CqXydUnO0[saga]
2013/07/18(木) 23:39:57.76 ID:CqXydUnO0
・ ・ ・ ・
浩太郎「う…うぅ………」
浩太郎の小さく、か弱いうめき声が聞こえる。
奇跡的にも、浩太郎は側溝へ落ちてはいなかった。
落ちる際、生活排水を通すための水道管にしがみつくことによって、
最悪的状況からなんとか回避していたのだ。
浩太郎「ど、どうしよう……」
だがしかし、最悪の状況から回避しただけに過ぎなかった。
雨により川は増水、いまにも浩太郎の足を飲み込まんとしていた。
浩太郎「やよいおねぇちゃん、長介にぃちゃん……」
浩太郎「……誰かー!! 助けてー!!!」
恐怖を振り払うように大声で助けを呼ぶ。
だがしかし、その声は雨音にかき消されてしまう。
が、一つだけ例外があった。
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