31:CqXydUnO0[saga]
2013/07/18(木) 23:41:07.63 ID:CqXydUnO0
!! 浩太郎くん、今すぐ助けるからね!
浩太郎の助けを呼ぶ声を聞いた「物」があった。
いまだ勝手に動く手足から意識を切り離し、どうやったら助けられるかを考える。
僕じゃ助けられないのか……。
その結論に至るまで、時間は驚くほど掛からなかった。
客観的に見ずとも、たかがロボットが人を助けることなど無理なのだ。
ロボットは、今初めて自らの無力さを悟った。
…それでも……。
「それでも」 それでもと、このロボットは言った。
それでも、僕に出来ることを今しなくちゃ!
一日、いや一日にも満たない時間しか彼らと過ごしていないにも関わらず、
何故そこまでして、浩太郎を助けようとしているのか。
恩があるわけでも、義務があるわけでも無いのに、何故。
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