43:CqXydUnO0[saga]
2013/07/18(木) 23:49:53.61 ID:CqXydUnO0
その後、やよいと合流して、帰路についた。
浩太郎を見た途端、やよいが顔をぐしゃぐしゃにして浩太郎に抱きついていた。
厳しく咎めながらも、浩太郎の頭を優しく撫でるその様は、まるで母のようだった。
やよいに釣られたのか、浩太郎が二度目の涙を流していたのを、
長介、プロデューサーがまたか、と言ったような顔で優しく見守っていた。
プロデューサーは浩太郎に、ツテがある望むのであればロボットを直してくれるよう持ちかける。
と提案したのだが、浩太郎はこれを拒否。
「綺麗にしちゃったら、コイツの頑張りが無駄にっちゃいそうだから」だそうだ。
救ってくれたのはあくまでも、お世辞にも綺麗とは言えない見てくれをしたこのロボット。
おそらく、修理に出したら内部のパーツはおろか、ボディまで総取替えだろう。
それでは最早、高槻家の一員であるロボットでは無くなると思ったのか、彼の決意は固かった。
そして今。
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