過去ログ - あずさ「運命の人って、信じますか?」
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18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/07/19(金) 00:50:43.44 ID:BaguKkaS0
大丈夫?昨日は大分飲んでいたようだけど…


「あら…どうしたんですか?お父さん」

「…いっ、いや、何でもない」

「…お父さん、ありがとう」
思いがけず、口を付いて出た言葉に、父が首を振ります。

「…よせ、今言われると泣きそうになる…披露宴の最後までそういう事は言わないでくれ」

「…ふふっ、そうね、花嫁の父親が、涙でぐしゃぐしゃじゃあね」

「…言うようになったな」

「うふふっ」

チャペルの扉が開かれる。
父と並んで、765プロの皆や、学生時代の友達が並ぶ中、バージンロードを進んで行きます。

その顔のどれもが、私を祝福するように、優しげな笑みを浮かべています。

壇上には、タキシードに身を包んだプロデューサーさんが。

父の横顔をそっと見ると、既に泣きそうな顔をしています。

もう…早いんですから。
まだ式はこれからなのに。
チャペルの一番奥まで来ると、父から手を離し、私は壇上に登ってゆきます。

式が始まってすぐ、後ろの方から、すすり泣くような声がしてきます。

…やっぱり、お父さん…涙もろいわねぇ…

式が進んで行き、指輪の交換。そして…

「それでは…新郎、新婦の永遠の愛の誓いを…」

私とプロデューサーさんは、そこで初めて向き合います。

小さな声で、プロデューサーさんが何か言った気がします…綺麗?ですか?
プロデューサーさんの手が、ベールを上げました。

「…あずささん…」

「…」

「…!」

プロデューサーさんの唇が、私の唇に重ねられます。

何だか…照れちゃいますね。


「今ここに、2人は夫婦となり、永遠の愛を誓いました。皆さま、盛大な拍手でご祝福ください!」

神父様の言葉に合わせ、チャペル中に拍手が鳴り響きます。

「…プロデューサーさん」

「何です?」

「…ずっと、ずっと…私の隣に居てくださいね?」

「はい…絶対、どこにも行きはしませんよ!」

「きゃっ」



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